生徒たちが仲良く過ごしている様子を見ると、気持ちが明るくなりますよね!
でも反対に、特定の生徒同士が仲良くできずトラブルばかり起こす…なんてこともありますよね。
ほぼ毎日ケンカしている生徒の仲裁をしている時は、僕もグッタリしました。
仲良くできない生徒たちをどう対応して解決すればいいか、難しいですよね。
この記事では、
・同じ生徒のトラブル続きで困っている先生
・仲良くさせたいのにできなくて困っている先生
に向けて、僕の経験を共有したいと思います。
ぜひご参考にしてみてください!
トラブル続きの生徒を上手に付き合わせるには
仲良くしようとするのは当たり前ですよね?仲良くしなくていいんですか?
仲良くしようと努力することはとても大切です。
ですが、仲良くしようとしても誰も幸せになってないのであれば、それはよくありませんよね。
それぞれが幸せになるために、トラブルからお互いの付き合い方を学ばせることが何より大事だと思います。
先生が頑張ってもトラブルの繰り返しで、余計にややこしくなる状況はよく見かけました。
生徒に「先生のせいでケンカになった」と言われたら、頑張る理由がわからなくなりますよね。
なので、仲良くする方法ではなく、付き合い方という視点で考えていきたいと思います!
トラブル続きの生徒たちへ行う指導4ステップ
大前提としてどうしても何をしても仲良くできない、という前提での付き合い方です。
無理に仲直りさせない
生徒間でトラブルが起きた後、生徒が「謝りたくない」「仲良くしたくない」という気持ちになることはよくありますよね。
それが一時的な感情ならまだいいです。
完全に無理な状態になっているとしたら、仲直りを勧めることは避けた方がいいかもしれません。
誰とでも仲直りして仲良くできるか、と聞かれると大人でも無理ですよね。
みなさんも仲直りできないまま、会わなくなっていったご友人がいませんか?
本当に仲良くしたい相手なら、これからは付き合い方を改められるはず。
改められないなら、今まで通りトラブル続きになるので距離を置くことをおすすめします。
一時的に距離を置かせる
とても仲の良い間柄でも、ケンカしたり、友情を裏切ってしまったりすることは、どうしても起きてしまいます。
そして、謝れなかったり、許せなかったりして長引いてしまうんですよね。
トラブル当日は頭に血が昇って感情的になることが多いです。
数日、それぞれ冷静にトラブルに向き合わせ、内容を整理して、和解できそうなら話し合わせればいいと思います。
ここで絶対にやってはいけないことが1つあります。
SNSなどに書き込ませないことです。メールアプリも同様です。
SNSが絡むと、不仲の記録が残る、他者が介入する、噂が立つ、と解決しづらくする要因が多数発生します。
これだけは事前に約束しておきましょう!
適切な距離感を学ばせる
仲良くしたい相手なら近づけばいいと思います。
そこまででもないなら、ある程度の距離感の仲でもよいという選択肢は持っておきましょう!
もしかしたら、その方がお互い幸せかもしれません。
少なくとも、トラブルがずっと続いて傷つけあうことが幸せとは思えないですよね。
先生方もトラブルを避けるために、適切な距離感をとっているご友人や仕事の方はいませんか?
大人になって活用する能力だと思うので、距離感を考えさせるよい機会にしましょう!
互いの生徒の気持ちを確認しておく
距離を置いていると、生徒本人たちはお互いの気持ちを確認することができません。
それぞれどう付き合っていきたいのか、先生から気持ちを確認してあげましょう。
生徒お互いが「やっぱり仲良くしたい!」と両想いになれているなら、晴れて仲直りですね!
ですが、仲直りしたいと思っている生徒が片想いの場合がけっこうあります。
片想いの生徒はどうすればいいのか、仲直りしたくないと思っている生徒はどうなれば仲直りしてもいいのか、それぞれ考えさせて、先生から聞いてみましょう!
先生はあくまで気持ちを確認するお手伝いです。
仲良くなれないなら、きちんとそれも認めさせてあげてほしいと思います。
仲直りするべきだ、という考えを押し付けないように気をつけてあげてください。
本人たちが結論を出すべきなので、アドバイスするなら「先生はこう思ったよ」と考えるきっかけを与えてあげるとよいと思います。
このやり取りから、付き合い方も学んでいけるといいですよね!
まとめ
生徒同士が仲良くなれないなら、それも学びにしてほしいと思っています!
仲良くなれないならそれを認めたり、適切な距離感を学ばせることが大切だと思っています。
トラブル続きの生徒たちへ行う指導が以下の4つです!
- 無理に仲直りさせない
- 一時的に距離を置かせる
- 適切な距離感を学ばせる
- 互いの生徒の気持ちを確認しておく
上手に付き合う、とは必ずしも仲が良いことではないと思います。
お互いの人間関係の中で、可能な限り幸せな形を目指すことこそ上手に付き合うことではないでしょうか。
ぜひ、先生方も上手な付き合い方を探してみてください!
参考になったら嬉しいです!読んでくれてありがとうございましたー!