生徒がいつも嘘をついて困っています。嘘をつかなくなる方法ってないのかな…
本記事では、生徒が嘘をつきにくくする方法を紹介します!
- 生徒が嘘をつかなくなる方法は?
- 生徒が嘘をついてしまう理由
- 生徒が嘘をつきにくくする環境作り3選
- まとめ:嘘をつかない環境作りが第一!
- シチサン(生徒指導に関するブログを書いています)
- 小・中学校教員経験6年、生徒指導主事経験3年
- 現在は民間企業でB to B営業職
生徒の嘘に悩まされていませんか?
生徒に聞き取りをしている時、雑談をしている時、その時は嘘であると気が付きにくいですけど、
「嘘だったのか!何で嘘をつくんだ!」
と後で気付いて、感情的になってしまうこともあると思います。
嘘をつかれるとショックですよね…
この記事では、予防としての生徒が嘘をつきにくくする方法をまとめました。
ぜひご参考にしてみてください!
生徒が嘘をつかなくする方法は?
生徒は嘘をついてしまうものです!
ただ、嘘をついてしまう環境があるから嘘をつきやすくなります!
その環境をなくすことが何より大切です!
嘘をついてしまう環境って何ですか?
生徒は置かれている状況や環境によって、嘘をつく可能性がでてきます。
ただ、絶対的に嘘をつかないようになることは不可能です。
嘘をついたり、ごまかしたり、生徒は様々な方法で、先生を欺きますよね。
嘘をつくかどうかは環境に大きく左右されます。
それは、その生徒にとって嘘をついてしまう環境になっているからかもしれません。
家庭環境までは踏み込むことはできませんが、学級内なら嘘をつきにくい環境は作ってあげられます。
嘘をつかなくてもいい環境作りを目指して、理解と行動をしていきましょう!
生徒が嘘をついてしまう理由
生徒は嘘をつきます。
嘘をつかれたとわかった時はショックですが、仕方ありません。
その時、生徒の多くは次の4つのうち、どれかを理由に嘘をついてしまいます。
- 叱られないための嘘
- 理想の自分を守るための嘘
- 行動させるための嘘
- 信じてもらうための妥当な嘘
「盛る」や「見栄」という嘘もありますが、あれは「理想の自分」に近づけようとしてるんですよね。
4つの理由を見て、どう思いますか?
嘘をつくことは、よくないことであると思います。
ですが、嘘をついている生徒を見ると、どこか悲しく感じる時があります。
きっとその生徒は、嘘をついてしまう環境にあったのでしょうね。
正直に話せないから、嘘をついてしまいます。
何度も嘘をついて慣れると、たいした理由がなくとも嘘をついてしまうようになります。
だからこそ、嘘をつく理由が必要ないような、嘘をつきにくい環境作りが大切です。
生徒が嘘をつきにくくする環境作り3選
今すぐできることをまとめました!
ですが、環境作りなので、成果を得るまでに時間はかかることはご理解ください!
生徒の言うことを信じる
まず、生徒の言うことは信じましょう!
嘘をつかれていると分かっていても信じるんですか!?
信じましょう!疑わしくても、まずは先生が信じることこそ大事です!
生徒の嘘を「嘘だ!」と見抜くのではなく、
嘘と気づいても「そうなんだ!」と肯定してあげましょう!
嘘を指摘して、気持ちよくなっているのは先生だけです。
たとえ嘘でも、最後まで信じて聞いてあげましょう。
信じて聞いていれば、生徒が嘘をつく必要がなくなります。
そして、嘘をつかなくなる日がくるはずです。
どうしても嘘が気になれば質問する
聞き取りの時は、嘘を言われて事実から遠ざかってはよくないですよね。
その時は、質問を投げかけましょう。
うんうんと頷きながら聞いて、話の筋が合わないなと思うことがあれば、質問します。
「うんうん、あー、そうなんだ!なるほどね!それじゃ、これについて教えてもらっていい?」
他生徒に事実確認したことと話が合わなければ、繰り返し肯定と質問で聞き取りを進めましょう。
質問を深堀りすれば、嘘を重ねる可能性があります。
先生は、生徒の嘘を問い詰めないすぎないようにしてあげてください。
嘘をついても叱らない
先生は、生徒の嘘を見抜こうと必死になりがちです。
そのため、嘘と分かった瞬間「嘘をついてはいけませんっ!」と叱っていることよく見てきました。
嘘をついている生徒が悪いのではありません。
嘘をつく環境が悪いため、叱ることは生徒が傷つくだけです。
そうなると、先生のために嘘をつくようになってしまいます。
これが『叱られないための嘘』になるんですよね。
叱ったからと言って、嘘がなくなるわけではありません。
お気持ちは分かりますが、「正直に話してほしい」ということを伝えるようにしましょう!
先生が嘘をつかずに正直に話す
あなたは生徒に嘘をついていませんか?
先生ってつい次のような嘘や、適当な言葉を言ってしまうことがありませんか?
- そんなのじゃ、○年生になれないよ! ← なれる
- 野菜を残すと農家の人が泣くよ。 ← 泣くかどうか知らない
- 怒らないから正直に話してごらん? ← 怒る
生徒からしても、そんな表現は嘘や適当だと分かります。
それでは、生徒からの信用を少しずつ失っていくことになります。
先生が嘘で損してしまってますよね。
生徒に正直に話してほしいなら、まず先生からです。
嘘をつきにくい環境作りを先生からスタートするんです!
先生が心を開いて、正直に話していきましょう!
ただし、嘘っぽい大げさなリアクションは生徒の大好物です。
そこだけは、あえて嘘っぽくしてあげましょう!
まとめ:嘘をつかない環境作りが第一!
生徒が嘘をつきやすいかどうかは、環境によって左右されます。
そのため、嘘をつきにくくする環境作りが大切です!
その環境作りとして行動することは以下の3つです!
- 生徒の言う事を信じる
- 嘘をついても叱らない
- 先生が嘘をつかずに正直に話す
嘘をつきにくい環境が整うまで、時間がかかるかもしれません。
ですが、先生も生徒も互いに、正直に何事も話せるようになれば、すごく素敵ですよね!
先生方が嘘のない教育環境を作られることを祈っています!
参考になったら嬉しいです!
読んでくれてありがとうございましたー!